ニュースを見ていて見つけた。
冷房の設定温度は、関西では高く、関東では低いらしい。
関東は25℃、関西は28℃。
我慢できる温度などはほぼ同じだったらしいが、冷房の設定温度に差が出た。

関西の方が節約上手なのか我慢強いのか。


そういえば冷房のことで高校時代を思い出す。

高校3年の夏、校舎のすぐ隣で新校舎の建設が行われていた。
そのため窓を開けるとうるさくて授業にならない。
窓を閉めると蒸し暑くて授業にならない。

そこであと1年程度で解体される校舎なのに冷房が取り付けられた。ただし中古。

そのころの座席は冷房の風のあたる一番涼しい場所だった。
しかし喜んでいたのもつかの間。
常に冷気が当たるため、眠気がなくても体温が下がって意識もうろう…。
冷房の温度センサーは操作部についているが、窓側のため日光が当たり暑くなっている場所。さらに窓側の生徒は日光の暑さに耐えられず設定温度を下げる。

体が冷え切ってどうにもならないので、休憩時間は決まって屋上で日光浴。そのころは「光合成」と呼んでいた。本当は屋上に出てはいけないのだが、そんなことは言ってられない。昼食も当然のように屋上で弁当。

「屋上で弁当を食べてる生徒! 至急教室に戻りなさい!」
幾度となく校内放送で呼ばれたことか…。
そのたびに職員室から見えないぎりぎりのところでぎりぎりの体勢。

しかし、それだけではこの冷房問題は解決できなかった。
教室で冷えた体を外で温める。しかしまた教室に戻らなければならない。また冷える。また温める。…。
ようするに温度差の激しいところを行ったり来たり。
どんどん体力が奪われる。

さらに冷えたり温まったりで温感が鈍くなってしまった。


今でも冷房は苦手だ。
冷気に当たると、当たった瞬間は気持ちいいが、すぐに気分が悪くなってくる。意識も遠退いてしまう。

それに温感が鈍くなったせいか、4月くらいになっても真冬と同じような格好をしていても平気だ。5月くらいでも真夏と同じような格好をしていても平気。
教授にも「暑くないか?」とか「寒くないか?」と聞かれるが、全く気にならない。


温度差で適応能力が上がったのか、自律神経がいかれて反応が鈍いのか。

季節の変わり目で風邪を引くから、適応してるとは考えにくい。やっぱり自律神経がいかれてるのかな…。