松下から電力線を用いて通信ができるアダプタが発売されるらしい。
すでに家庭内に配線されている電力ケーブルを通信に使おうというものだ。
これだと、あとからLANケーブルなどの通信ケーブルを敷設する必要がない。


ただ気になるのが、もともと通信用ではないケーブルでどこまで本格的に通信ができるのかということだ。

電力ケーブルは通信のことは全く考えずに敷設されているので、錯綜してたり分岐が多かったりすると、通信速度の低下が起こるかもしれない。

ということは、より一層高品質な配線が電気工事士には求められることになる。


しかし、電気工事士試験などにはPLCについては全然出てこない。
要するに、配線を行う電気工事士は、通信に使われることを知らない。
よって、正常に電力供給できれば、他は特に気にしない人も出てくるはず。


PLCの詳しいことはよく知らないが、そこまで考えて開発されているのだろうか。


おそらく高周波信号を用いて通信を行っているのだろうが、電力(低周波)の送信は問題ないが高周波の送信ができないところが出てくるのではないだろうか。


PLC自体は優れた技術だと思っているが、電気工事士としてこのあたりがちょっと気になるところ…。