最近ニュースなどで時々見かけるが、道路特定財源の一般財源化が閣議決定している。
道路特定財源は、簡単に言うと道路整備のための税金で、自動車ユーザが負担している。

しかし、これが一般財源化されようとしている。

「道路作りますよ」と言って集めたお金を「他のことにも使いましょう」ということ。
これって詐欺なのではないのか。

しかも余ったから他にも使うというような話。


現在の道路特定財源は自動車税や揮発油税などなどだが、これらは法定税率の2倍くらいの暫定税率がずっと適用されている。

しかも揮発油税にいたっては、さらに消費税がかかってる。
税金を払うのに税金を取られる状態。


余ってるなら、まずこれらをなんとかするべきなのではないのか。


一般財源が足りないのであれば、まず税金の無駄遣いを減らすべきだろう。
それでも足りないなら、十分国民に説明した上で、消費税アップなり住民税アップなりすれば、国民も納得するはず。

ということで、JAFがやってる署名活動に参加してます。
JAFのページにこの問題についての詳しい説明も載ってます。

JAF
http://www.jaf.or.jp/
署名ページ
https://www.jaf.or.jp/enquete/signature/200601sig_index.htm



ちなみにガソリン代についてガソリン税と消費税の計算をしてみました。

消費税率5%、ガソリン税(暫定)53.8円/L、店頭価格が140円/Lの場合

原価+貯蔵運搬費等+利益等:79.533…円
ガソリン税:53.8円
消費税:6.66…円

もしこれが、ガソリン税が半額(法定税率)になり、ガソリン税に消費税がかからなかった場合

原価+貯蔵運搬費等+利益等:79.533…円
ガソリン税:26.9円
消費税:3.9766…円

となり、店頭価格は110.4円。

約30円の差。
結構大きい。


一般財源化の前に、暫定税率の見直しくらいやってほしい!